現在、看護師の7割が常勤として働いているとされていますが、常勤で働くメリットとは何でしょうか。まず、常勤で働けば責任が伴う仕事が多くなり、大きな医療機関では定期的に異動が行われることがあります。異動の度に勉強が必要な場合もあり大変ですが、後のキャリアアップに活かすことができるのです。
また、常勤で働くことで昇格や昇給の見込みがあります。金銭面においては、給料は月収で、ボーナスをもらえることも多いです。通勤手当や住宅手当、扶養手当などももらえ、生活が安定することは大きな魅力だといえるでしょう。休日も保証されており、急な出来事で休みが必要なときでも有給休暇を使うことによって給料への影響は出ません。さらに、辞めるときもある程度の年月働いていれば退職金をもらえることがほとんどです。各種社会保険や福利厚生が充実している職場も多く、それらをうまく使うことで生活を豊かにすることができます。特に社会保険からもらえる出産育児一時金や失業手当、年金などは給料の額によって掛け金が変わり、同時に支払われる金額も変わるのが常です。看護師は給料が高いので掛け金も高いですが、比例して受給金額が高くなります。
最後に、もし入院治療が必要な病気にかかったとき、大きな医療機関に勤務していればすぐに対応してもらえることもあるのです。職場によっては、入院費や治療費を割引してもらえるため一般患者よりも安く治療を受けられたり、家族の医療費を割り引いてもらえたりもできます。